空手道とは

空手道とは


ひとことでいえば人格完成を目指す「道」です。さまざまな種類の格闘技術と、「道」を求める武道のちがいは、礼節を尊ぶことにあります。もっといえば、礼節の尊重が、技術習得の前提なのです。

空手道の稽古において心身を練磨するのは、有形無形となって現れる人生の試練を乗り越えてゆく力をつけるためです。突き、蹴りで相手を圧倒することや試合での勝敗が、究極の目的ではありません。技術のうえに、礼節に裏打ちされた心術が積み上げられてこそ、はじめて「空手道」といえます。


空手道を始めるにあたり


空手道を始めるということは、日常に武道を取り入れることを意味します。空手道で一番最初に教わることは『礼』です。練習も礼に始まり、礼に終わります。心・技・体の鍛錬を一体化し、礼節を重んじながら自分自身と向き合い心身を成長させる術であると考えます。空手道を通じて仲間との絆を築きながら優しさと強さ、また感謝の心を身につける人格完成を目的とします。


KARATE(競技)


2020年東京オリンピックの追加種目に正式採用されて以来、空手道はこれまで以上に注目を浴びています。沖縄古来の武術が中国の武術と融合して誕生した空手道は、突き、蹴り、受け、転身、投げ、固め、極め等の技を活用した武道であり、沖縄の地で研鑽され、日本本土や世界に広がりました。現在では、護身術、スポーツ、精神修養の手段として広く世界中で受け入れられています。沖縄で生まれた空手道は世界中に広まり、現在では約150カ国以上、数千万人の愛好者がいるといわれています。空手道が海外に広がった背景には、積極的に海外での普及活動に従事してきた多くの空手道家の努力がありました。そして、こうした人たちの努力のおかげで、空手道は世界にひろがって、世界のKARATEとなりました。

 そして2020年東京オリンピックの追加種目への採用は、KARATEをさらに世界に飛躍させるきっかけとなるでしょう。


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